児童生徒が学校で安心・安全に過ごせるための研究
いじめや学校適応など教育臨床的課題の解決に繋がる実証研究をおこなっています。
学校は、児童生徒が家庭の次に一日を過ごす主な場所であり、子どもの権利が守られ、安心・安全と感じる場である必要があります。
しかし現在、教育現場は不登校やいじめなどの課題に直面しています。
不登校やいじめによって、児童生徒は教育を受ける権利など、子どもの権利を正しく行使できないだけでなく、心身の問題にも悪影響を及ぼします。
そのため、これらの教育臨床的な課題の解決につながる、エビデンス(科学的証拠)に基づく研究知見を積み上げることは喫緊の課題となっています。
そこで、児童生徒が学校で安心して暮らせるように、学校適応やいじめといった教育臨床的な課題に対し、心理学者としてエビデンスに基づく成果を出せるよう次のような研究に取り組んでいます。
1.「スクールカースト」と呼ばれる学級内での友人関係を中心的なテーマにした学校適応やいじめの実証研究
2.いじめの傍観者を減らすことに焦点を当てた研究プロジェクトの展開
※これらの研究成果は、旭川市内の公立学校の校内研修や北海道教育委員会での研修講師、大学等の機関での講演、雑誌取材を通して社会に還元しています。