SDGs COLUMN北海道教育大学SDGs

雪氷災害調査チーム(2022・札幌大雪)の活動

  • 9.産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

2021-2022年の冬期間、札幌都市圏は大雪に見舞われ、道路交通網の麻痺や鉄道の運休、雪による建物の倒壊など、地域経済や市民生活に大きな影響が生じました。特に大雪による道路交通へのダメージは大きく、大雪に対する様々な課題を突きつけた雪害となりました。

そこで日本雪氷学会北海道支部は、本学の尾関教授を代表とする「2021-2022年冬期の札幌都市圏における大雪」調査チームを立ち上げ札幌都市圏の雪害調査を行いました。

調査チームでは札幌都市圏の積雪の実地観測、大雪を降らせた気象についての解析、雪による建物の倒壊や道路交通網の麻痺、鉄道の運休といった社会活動への雪害調査を行い、この大雪の実態を明らかにしました。

調査結果は、日本雪氷学会北海道支部研究発表会の口頭発表、同支部機関誌である「北海道の雪氷」への論文発表、雪氷研究大会(日本雪氷学会および日本雪工学会全国大会)におけるスペシャルセッション発表、公開講演会における講演で公表されました。

また、一般市民向け防災フォーラムを12月に行い(日本雪氷学会北海道支部、自然災害研究協議会北海道、紀伊國屋書店札幌本店の共催)、これから迎える札幌都市圏の冬への備えとして情報共有を行いました。

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